エンジン


エンジン
いや、外から見ても・・・

 実は今付いているシリンダは、ノーマルから数えて4基目なのだが、いつまでも昔の画像載せとくのもどうかと思うので、このページは全面更新することにした。

 シリンダはノーマル→FSNφ56→KNφ56→KNφ56と使っているが、実際「ノーマルが一番速いかも」しれない。確かにボアアップでトルクは増えているんだろうけど、それを最高速に反映させるのは結構難儀かも。やっぱり2ストはポートが命なので、台湾ボアは「素材」として扱うのが正解のような気がする。

 クランクは腰下OHの時に、勢いで交換してしまった50.2mmの台湾ロングクランクを使っている。φ56x50.2なので、排気量は123.6ccになるが、ピンクナンバー枠ほぼ一杯の排気量なら、もう少し速くてもばちはあたらんと思うけどね。

 写真を似れば一目瞭然だが、オイルポンプはとっぱずして混合仕様にしてある。ノーマルのオイルポンプがオイル馬鹿食いで、試しに混合にしてみたらいい感じで回るので、以来ずっと混合なのだ。オイルはヤマハ青缶で大体40〜50:1位で使っているが、別に問題ない。

 

ポートの形とかはいい加減なので参考になりません

シリンダはKNのφ56台湾ボアで、当然と言えば当然だけど各ポートとも我流で削ってある。KNボアは排気ポートはそこそこ大きいが、捜気ポートが冗談かと思うくらい小さいのと、形も無茶苦茶いびつなのでそのままポン付けというのはちょっと許せないレベルなのだ。大体ロングクランク入れちゃったので、タイミング的にも修正必須なのだが、何といっても吸気と掃気は「内側から」削らなきゃなので難しい。アングルリュータがあれば一発だが、流石にそんなもん持ってないので、フツーのリューターでちまちま削った。それからシリンダ側面の吸気と掃気の流路が、以前使った天一堂のFSNボアと比べるとかなり狭い感じだったので、こっちはそのままリュータでガリガリ削ってしまった。
 
オイルポンプ
これが「オイル喰いまくり」なオイルポンプ・混合化
 5FA1のオイル馬鹿食いは有名な話で、大体400Km/L位だったのだが、これは混合比に直すと約20:1と言う割合で、めちゃくちゃ濃い状態なのだ。ものは試しと一度オイルポンプ殺して50:1の混合で乗ってみたら非常に気持ちよく回ったので、以後混合仕様にしてしまった。分離仕様の時は「いちいちオイル混ぜるのめんどくせー」と思っていたが、慣れると2日毎の給油でもさほど苦にならない。
混合化したので当然オイルタンクも撤去。あーすっきりした。

ちなみにオイルはヤマハオートルーブ(並)を愛用している。

混合化してからオイルポンプを外したくて仕方がなかったのだが、ようやく外せた。ポンプ本体、ギア、シールと言った所だが、これによる性能変化はまず体感できない。(と思う)  03'1.18

 

シリンダヘッド加工
磨けばいいってもんぢゃないが・・・・


 別にHIDヘッドに不満があったワケぢゃないのだが、物置漁ってたら、以前使ってたノーマルヘッドを発見したのでちょっと削ってみたくなったのだ。どうせ削るなら、ロングストローク化の際に追加した2tのスペーサーの分も削り込んで、スペーサレズにしてしまおう。

 って事でこんなん出来ました。

 燃焼室形状は、YZ125に似せたつもりだが、いい加減なので、どうなるかは付けてみないと分からない。とりあえず交換して、コンプレッション測ると0.85MPa程度。多少圧縮落としても、回転上限を引き上げられればいいんだが・・・・。

 コレ付けてすぐオフ会だったのだが、多少は高速側が伸びるようになった気がする。ちょっと中間域でデトネっぽいのが気になるが、折角バフまでかけたので採用決定。 03'.8.3

 

って、結局更新しても、ぶっこわれてちゃ意味無いぢゃん! 
11/28午後9時頃、この猿人は他界いたしました。  

 

大穴後、Nボア
 またしても羽田でブローしたヘタレ号のエンジンだが、今回はピストンに大穴開けたお陰で、アルミ粉がクランク室全体に回り込み、クランクまでOH必須な状態になってしまった。はっきり言って「最悪の壊し方」だったので、かなり憂鬱だったのだが、横浜方面の某古物商の方(笑)から、5FA1のエンジンAssyを譲って頂ける事になり、エンジン換装で復旧することにした。

 エンジン換装と言っても、そのまま付けたのでは「中だるみ付きまったり加速&即頭打ち」のノーマル状態なので、駆動系と点火系は全面的に旧エンジンから移植して、シリンダはポート加工、ヘッドも燃焼室変更する事にした。キャブはワイヤを一本直引きにしているので、VM18&混合仕様で行くことに決定。何故VM26にしなかったかと言うと、そりゃ「通勤仕様」だから! 笑 

Nボア改です  換装するエンジンからシリンダ外して、早速ポート加工した。Nボアは久々に弄ったが、やはり台湾ボアなんかと比べると、特に掃気ポートの形が整っていて高さもほとんどばらつきが無くいい感じ。Nボア最高ッス!

 排気は結構広げてしまった。大体スタッド対角線位までで、弦長で比べてもφ56ボアの時より大きい位だ。(オイオイ通勤仕様ぢゃないんかい)高さは上から25mmにしてみたが、これでどうなるかは、走ってみない事には?

 掃気と吸気はほとんど弄らず、多少流路壁面を擦った程度。全部で加工時間2時間位の適当なポート加工でとりあえずお茶を濁しておこう。 

Nヘッド改です  ヘッドはこんな感じ。基本的には半球形燃焼室+テーパスキッシュで、φ56ボアの時に使っていたものをφ52に合わせてちょっと小型化した様なものだ。

 燃焼室形状とスキッシュ角度はかなり性能に影響するらしく、色々なノウハウがあるらしいのだが、とりあえずそれっぽい形なので良いことにしよう。

 ↑のシリンダにノーマルガスケット使って組み込んで、最終的に圧縮は1.0MPa程度になった。回してみると流石にNボア、変な異音もなくスムーズに回る。駆動と燃調が合えばそこそこ逝けそうな感じ。

 12/28の時点で、燃調はそこそこ合った感じで、駆動はもう一息くらいになったのだが、とりあえず8000rpm変速、max9000rpm位まで回る。まぁ、通勤仕様ならこんなもんかな。

φ55ボア投入 (2004.8.23)
 ノーマルのφ52ボアに問題があった訳ぢゃなく、むしろ絶好調だったのだが、やはり某所での超高速バトルオフに出向くとなると、何はともあれパワーが欲しい訳で・・・・天一のφ55ボアを導入する事にした。
 以前使った天一のφ56ボアはあまりいい出来ではなかったのだが、今回購入したスコーピオンのKITは、ピストンクリアランスもまぁまぁで、ポートの出来も悪くない印象だった。
 とは言え、例によってオフ会直前にバタバタ作って満足にsetも出せない状態だったので、オフ会が終わった次の日にはNボアに戻してしまった。暫くNボアで通勤していたのだが、折角買ったモノなので、駄目元でカリカリにして見ることにした。
スコーピオンφ55ボア  いきなり加工済みのシリンダだが、今回は50g程砂鉄を作った。(笑)排気ポート上縁はシリンダTOPから25mm、幅はスタッド対角超え・・・。
 吸気と掃気も『適当に』削ってあるけど、ポート形状自体はあまり変えてない。
 
φ55用 9.3ccヘッド  ヘッドは既に加工済みのものを再加工したので、かなり薄くなってしまった。毎度おなじみのドーム型燃焼室でヘッド容量は9.3cc、アストロのコンプゲージで約0.9MPa

 で、結局どうなのかというと、とりあえずNボア並には回る様だ。下のトルクはこっちの方がある。(排気量増えたので当たり前か・・・) ただ、TOPはほとんど変わらない。相変わらずset音痴なのもあるんだろうけど。
 とりあえず暫く使ってみるけど、ちょっとデトネ出るんだよなぁ・・・。

 

ピストンクラック
クラック入りピストンの図  2004年の暮れ、巷ではピストン破壊が流行・・・私も流行には敏感な方なので、(大嘘)やっぱり壊れました・・・>ピストン
 最初に買ったFSNのφ56も、ピストンクラックで逝ってしまったのだが、今回のサソリ君はスカート部分にクラックが入っていた。もう少し発見が遅かったら、完全に割れて腰下まで道連れにしていただろう・・・・。
 しかし、超絶馬力のSSマシンならともかく、ウチのヘタレ号ごときのレベルで逝っちゃうピストンって言うのもどんなもんか?
 少なくともNボアでピストンが割れたって言う話は聞いた事ないので、当面、φ52で様子見決定。

(2005.1.1) 

2005/1月から、Egは変化無いのかって言うと、当然そんな事はなくてあれこれ弄っているのだが、とりあえず現状は
コレ」を参照。

(2006.1.9)  

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