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まずは型を作らないと何も始まらない。CADで簡単な図面書いて型紙を作り、その型紙を発泡スチロールに当てて切り出して接着すればよい。この時なるべく正確に作っておくと後で面を削ったりするのが楽になる。かなり正確に再現するものらしいので、この時点で件にはペ−パーを当てて仕上げておいた。
型が出来たら金属を流し込む通路になる「湯口」を貼り付ける。湯口の形状など、実は非常に難しい部分らしいが、素人にそんな事は分からないので、適当に作った。
次は出来た型を砂に埋めるのだが、砂を入れる容器はそこそこしっかりしたもので、一応燃えないものを選んだ。容器の底に砂を敷き、型を置いて周囲に砂を固めながら入れていく。マニのパイプ部分の中にもしっかり砂を詰め込んでおく。
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後は金属(アルミ)を溶かして流し込むのだが、アルミの融点は600℃以上なので、相当加熱しなくてはならない。私がやった加熱方法は、非常に危険なのであえてここには書かない。興味がある方は。ネットで検索でもして調べて見て下さい。
で、一発目の作品がこれ。見ての通り、マニの上半分が出来ていない。これは湯口から方の方に流し込む「堰」の部分が小さすぎたことと、溶解したアルミの温度がかなり低かったためと思われる。
実はこの後もう一度型から作ってやってみたのだが、これは流し込む金属の量が不足して、写真撮る気にもならないような失敗作だった。 |
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3度目の正直で、ようやくちゃんと鋳物になった。
くどいようだが、アルミ溶かす工程は、かなり危険なので安易に真似しない様に。大事故になっても当方は責任取りません。 |
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湯口とかを切り離して、後は削って磨いて穴明け加工。ちょっと巣が入ってしまったが、これはアルミ半田で埋めた。アルミなら削るの楽かと思ったら、リューターの砥石なんかじゃ目詰まりして結構大変だった。もっとラフに出来上がるかと思ったので、穴径小さくしたのだが、これはそこそこギリギリでも良さそう。
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どうでしょう。こんな感じになりました。
流石に鋳物なら、そう簡単に割れたりしないと思うし、形も自由に作れる。大体自作で鋳物のマニ作ろうなんて考えた事もなかったが、やってみたらかえってパテマニより簡単だったかも知れない。
しかしこんなものまで作るようになってしまうとは・・・。
やっぱりかなり末期だと自覚。
後はこれに何を付けるかが問題。VM26の方が実績はあるが、TM26に再トライしたい気もするなぁ・・・。 |
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装着 |
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我慢できずに付けちゃいました・・・。キャブは以前使ってたVM26。エアクリもその時使ってたもの。要はマニだけが変わっただけ。セッティングも何も無しでポン付け状態だが、とりあえず走れる。トルク感はかなりあるが、重い感じがする。燃費も悪くなるだろうな・・・。 |
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VM18改 |
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折角作った鋳物マニ、捨てるのも忍びなくて頑張って使っていたが、やっぱり「2回曲がる」ダクトがどうしても気に入らなくて、Nボアに戻した時にキャブも一旦VM18に戻した。
とは言え、そのまま付けるのも芸がないので、ベンチュリをφ19のリーマでグリグリして広げてみた。
こんな事してイイかどうか知らんけど、まぁ、やって見たかったんだからしょうがない。ついでにNマニの内部も、キャブ口径に合わせてエポパテで絞ってみた・・・・
結果・・・・ うーん、とりあえず燃費はイイ。VM26の時には17〜8km/Lだったのが、22〜3km/Lに向上。加速感は当然VM26の方が良いけど、まぁ、通勤号ならこんなもんぢゃろ。
さしあたりマニ口径を絞ったお陰で、流速が上がって霧化促進って感じなんぢゃないかと思っているが、真偽の程は不明。 (2005.1.25)
パテで内径絞ったマニだが、振動によるストレスが1カ所に集中して亀裂が入ってしまうと言う事実発覚・・・
ココで二次エア吸っちゃ意味がないのでノーマルマニに戻す・・・。 って結局ノーマルが一番なのか・・・(2005.4.25)
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