灯火類


テールLED化
LEDテールVer1 Gアクのテールランプやリアウィンカのバルブ交換は、はっきり言ってかなり面倒くさい。たかだかバルブ1個交換するのに、サイドカウルから後、全部ばらさなくてはならないのだ。確かにあまり簡単に外れるのもどうかと思うが、もうちょっと何とかならんもんか?と言うわけで、交換しにくいなら交換しなくても良いように、LED化してしまうことにした。

 テールやウィンカのLED化は最近流行のネタなので、雑誌にも出ているし、目新しいモノではないが、まぁ、更新ネタも尽きているのでとりあえず。

 LEDは秋葉原の千石で買ってきた「中国製の超高輝度赤色LED」を使った(白は高かったのでライセンス照明用に2個だけ使用)。抵抗入れても良いとは思ったが、折角なので低電流ダイオード(CRD)で電流制限することにした。LEDの個数と配置は色々悩んだが、ハーネスを加工せず、ノーマルバルブの口金を使ってそのまま電球と交換できるようにしたかったので、サイズの制限からテールが4個、ブレーキランプとして8個、計12個のLEDを十字に配置した。高輝度LEDなので、あまり光は拡散しないと思ったが、気分的にリフレクタが欲しかったので、これはアルミ丸棒から削りだした。

 で、←こんな感じに出来上がった。点灯させてみると、やっぱりかなり暗い感じはする。光軸正面からならかなり明るいが、ちょっと角度が付くとかなり暗い。背面の反射面に向けて何個かLEDを追加した方がよさげだ。でも、組み付け作業中に電球をうっかり割ってしまったので、元に戻す訳にもいかす、とりあえず使ってみるのである
テールLED化(その2)
LEDテールVer3 とりあえず作ったLEDテールVer1だが、やっぱり暗い。ブレーキランプはともかく、テール部分の暗さは「切符切られそうな程」なので、改良版を作ることにした。
 まず、LEDを12個から22個に増設したVer2を作ったのだが、これまた暗い。不思議に思って調べてみると、なんとブレーキランプ側はDC12Vであるのに対し、テールランプ側はAC8V(アイドリング時)だったりするのだ。DCとACが混在するのってアリなのか?って言う部分については、機械屋さんの領域を越えているので置いといて、ACを直接LEDに突っ込むのはどうも抵抗がある。大体エンジン回転で大幅に電圧が変動してしまうのは頂けない。ヘタをすると過電流でLEDがぶっこわれそうだ。色々考えたのだが、ここは安直に「ACがマズイならDCにして、電圧変動するなら安定化させてしまう」事にした。具体的にはダイオードで整流して三端子レギュレータをかましてしまうのだ。「7808」って言う三端子レギュレータで出力を8V固定にしておけば、LED4個直列接続でちょうどイイ位だ。ブレーキランプ側はバッテリー経由のDC12Vなので、あまり変動しないだろうと思ったが、12V出力の三端子レギュレータがあったのでこっちも安定化させておくことにした。で、LED47個使用のVer3を作成したのであるが、やっぱりテール側は暗いのだ。AC8Vをダイオード1個で半波整流してもDC8Vにはならんと言う事みたいなので、テール側はDC5V位で回路設計しないと駄目なようだ。
  テールLED化(その3)
LEDテールVer4 LEDテールVer3も、やはり「テールが暗い」と言う問題を克服できず、どうしようかと思っていたのだが、やっぱりどう考えてもACとDCが混在すること自体が許せなかったので、テール側もDC駆動に変えてしまう事にした。要はテールランプの配線(青)をぶったぎって、キーONした時DC12Vが供給されるようにすればよい。うちのは元々、電タコ用に12Vのレギュレータを入れた電源があったので、ここから引っ張ることにした。あれこれ難しいこと考えるより、最初からこうしとけば良かった。

 で、ランプユニット自体だが、テールの供給電圧が変わってしまったので、ちまちま修正するよりはと、ひと思いに作り替えてしまった。今回のLEDテールVer4は、LED60+2個使用で、テール部分に20+2個、ブレーキ部分に40個LEDを使っている。テール側の電源はレギュレータ通しているので、ブレーキ側だけ基板上にレギュレータを載せている。前回Ver3で、多少基板の周りに余裕があったので、いい気になって大きくしたら今度はギリギリでちょっと焦ったが、何とか押し込んで、さあ点灯。

 をを、イイね。

アイドリング中でも明るさは安定してるし、何よりテールとブレーキが同時に点灯するのがGOOD。テール側の明るさもこれなら十分と言う感じ。
もう面倒くさいのでこれで良いことにしよう。

 

 

妖しい2個一バルブ
 Gアクのヘッドライトは大して明るくない(って言うか暗い)。まぁ、普段暗くて走れないなんて事はないのだが、もうちょっと明るくても困る事はないはずだ。しかし、Gアクのヘットライトバルブ(PH8)の高効率ハロゲンって結構高い。H4なら100W相当とかって言うのが数百円で買えるが、PH8だと60W相当の奴が2600円もする。何かいい方法がないかと思っていたのだが、H3なら(High/Lowは切り替えられないが)何とかくっつけられそうな気がしてきた。

 で、作ってみたのがこの2個一バルブ。要はタマ切れしたPH8の口金を外し、そこにH3をくっつけただけ。

妖しすぎ・・・・・ ケーブルを半田付けした後、隙間に金属用のエポパテを使って埋める。この時H3のフィラメントの位置をPH8に合わせるようにする。エポパテが高温に耐えられるかどうかは不明。(マフラー用のパテが高温に強いので、次回はマフラーパテでやった方がよさげ)

で、実際に装着したのだが、明るさ的にはノーマルバルブよりは明るいかな、って言うくらい。High・Low切り替えは出来なくなるが、これがランプスイッチになったりする。

所詮は自己満足のための改造でした。 

9/16追記:その後、3日ほどの使用でエポパテ部分は黒く変色。更に接点部分の半田が溶解するという状態で、いいかげんヤヴァイので使用中止

LEDウィンカ
 テールのLED化を始めた時から、やるならウィンカもLEDと決めていたのだが、コレが結構めんどくさい。何と言ってもウィンカは4個ある上に、リレーもそのままでは使えない。ちんたらやってたら、結局2週間以上掛かってしまった。  ウィンカ自体は、ユニバーサル基板上に5個直列にしたものを4列配置して、1箇所あたり20個、黄色の高輝度LEDを使うことにした。このLEDも秋月で100個700円で仕入れてきたものだ。本当はきちんとウィンカハウジングの形状を当たって、基板の大きさとかLEDの配置とか決めた方が良いのは分かっていたが、何せ外すのがめんどくさいので適当に作ってしまった。ただ、一応配光パターンを考えて、放射状にLEDを並べるくらいの努力はした。 
LEDウィンカ本体部分  

 こんな感じ。指向角が15°位なので放射状に配置したが、コレもめんどくさい。

 5個直列でも、12V直に加えると、かなりやばそうな位明るい。実際テスト中に何個かトバしたので抵抗入れたが、今度はちょっと暗すぎたかも・・・・

LEDウィンカリレー回路部分  ウィンカリレーは「555」って言うICを使ったありがちな回路。最初はリレーとC,Rの組み合わせの回路を試したが、いまいち安定しないのと、負荷によって動作に影響が出ちゃうので却下した。
 リレーが2個乗っているのは、車幅灯点灯用の回路を追加したため。手持ちの小型のプラケースに何とか突っ込みたくて結構ぎちぎちに詰め込んだ。また、折角作るんだからとハザード機能もくっつけてしまった。

 今回のはターンスイッチを入れた瞬間に、「点灯」から点滅動作が始まるようにしたかったのだが、最初の点灯が何故か一瞬で終わってしまう。まぁ、この辺が機械屋さんの限界と言うことで・・・・。

クリックとかしてみる?  一応回路図なんか上げてみるが、妖しい所満載なのであまり信用しないよーに。

 ノーマルウィンカリレーは取り外し、そこに12Vの3端子レギュレータを入れている。ウィンカリレー自体は、スイッチからメインハーネスに繋がる6Pのコネクタに入る線のうち、濃茶と濃緑の線を切断し、その間に挿入する形になる。また、ノーマルのウィンカ回路に付いているウィンカブザー(カチカチ言う奴)は、外さないと常にハザード動作になってしまう。

 ハザードスイッチは新設なので、メーターカバーの左側に穴を明けて、適当なプッシュスイッチを接着で固定した。防水とかかなりやばそうだが放置。

LEDウィンカ&テール  テールはこんな感じ。ウィンカの基板を適当に作ったので、入るかどうかかなり不安だったが、何とか押し込めた。ハザードもちゃんと動作するので、内心かなり安堵。

 ただこれまた適当にホットメルトで基板止めてるので、走行中外れそうな予感アリアリ。

うわ、ひどい手ぶれ(近日修正予定)  フロントはこんな感じ。いい加減暗くなって、ストロボ焚かないと長時間露出でぶれまくり。

 今回は時間がなくて、車幅灯まで手が回らなかったり、細かい所が相当いい加減なので、近々修正必須かな。

 でもこれで、LED実装数は合計102個になったので、きっと『LED実装数では日本一』だろう。(無論未確認)

 もうしばらくは電気ネタはイイや。

LEDテールver5
見た目は前のとあまり変わらないが・・・  またまたLEDネタだが、テールランプを新しく作り直した・・・・って、全然変わってないぢゃんと思う方も多いだろうが、LEDの個数や配置はほとんどこれまでのものと変わらないが、LEDの制御回路が違うのだ。
 要は、スモール点灯の状態と、ブレーキ点灯の状態とでどうやって明るさを変えるか、って言うことだが、今回
LM317を使った、「カレントミラー回路」って言うのを教えて貰ったので、採用してみた・・・

 「をを、すげーイイ」

 こんだけ明るけりゃ、文句なかろ・・・ (2005.4.25)
 

 

 

 

←マウス乗せるとブレーキ点灯状態になったり・・・



 

LEDヘッドver0.90
LEDヘッドver0.90 点灯状態  テール、ウィンカとLED化して、メータ照明はEL、インジケータもLEDなので、後はヘッドライトさえ何とかすれば、

 「電球レスのスクータ

になる。
 ヘッドライトのLED化は以前からやりたいネタだったのだが、何分超高輝度のパワーLEDは高くて手が出なかったのと、放熱やら電源やらの問題をどうするか、いまいち決まらなかったので手つかずだったのだ。
 今回、某ルートでパワーLEDが手に入ったので、いささか強引だがヘッドライトとして使ってみる事にした。

 今回使ったLEDは、Luxeon LXHL-NWE8と言う1Wのコリメータレンズ付きパワーLEDだ。フルパワーで点灯させると、正面からでは直視できないほど明るいが、定格100%で使うと寿命が短くなるらしいので、80%位で使う事にする。このLEDを3個直列にして、アルミ削り出しの放熱ブロックに取り付け、ヘッドライトに組み込んだ。
 コリメータレンズが付いているので、横方向への拡散は微々たるモノ・・・と言う事でランプケースのリフレクタ部分は黒く塗ってしまった。レンズ自体は1型の純正だが、レンズカットがある方が多少でも拡散するぢゃろ。

 電源はかなり悩んだが、今回はmax300mA程度なので、CRD(低電流ダイオード)を束ねて使う事にした。
一応、Hi/Lo切替SWで、明るさが切り替えられるようにした。また、BWsのライトon/offSWを使って、メインのLEDは消灯可能とした。(一応5φの白LEDで、ポジションは常時点灯する)

 で?

 「はっきり言って都会専用ですな・・・・」

まぁ、予想はしていたけど、いくらハイパワーとは言え、1W程度のLEDでは、絶対的に照度不足。やっぱり5W位の奴をそれなりに仕込まないと無理っぽいな・・・
とは言え、5WクラスのLEDだと、ホントに放熱が苦しいのと、DC側の発電量が足りるかどうか・・・

   おや?、こんなトコに5WLEDが・・・ 笑


 <2006.9.11> 


 

LEDヘッドver0.90 中身

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