ハンドル回り(その2)


タコメ死亡・・・
半年以上使ってきた電タコVer3.1だが、ある日突然動かなくなった。どうやら振動でメータ自体が逝ってしまったらしい・・・。そもそも普通のメーターは、バイクみたいに振動する所で使われるようには出来ていないので、壊れても文句は言えないが、また同じメータ付けても壊れるのは分かっているし、かといって無いと寂しいし・・・。ちゃんと車載用に使われているメーター使わないと駄目、って事でストレートの通販で前から目を付けていた電タコ買いました。税込み\2610ナリ。
 
自作メータAssy製作 <構造編>
ストレート電タコ・・・ タコメータ<ストレート>

 最初からそのまま使うつもりはないので、品物が届いたら即分解しちゃったけど、流石に安いだけあってシンプルな構造。回路もトランジスタ3個とダイオード、抵抗、コンデンサで出来ている・・・。一応、4気筒の設定で、Gアクでテストしてみると針は動く。ただし、4ST用なので、回転表示は1/2になる。文字盤の数字を書き直せば、max16000rpmのタコになるが、そんなに回るワケがないので、やっぱりmax10000回転仕様に改造して使うようだな・・・。

 この電タコ、文字盤サイズでφ50なのだが、ノーマルのメーターケースに押し込もうとすると、どうしてもスピードメータと文字盤が干渉してしまう。スピードメータの位置を動かせば収まるのだが、そこまでするならスピードメータも社外品にしちゃえ!って事で、結局メーターAssyを大改造することになってしまった。

POSH汎用メータ スピードメータ <POSH>

 どうせスピードメータ交換するなら、トリップ付きにしたい。それとデカイと入らないので、実用的なレベルでなるべく小型のもの。最高速度240Kmなんて奴は流石にふざけすぎなので、そこそこの奴で、なおかつなるべく安いって事で、DSに有ったメータの中からPOSHの汎用メータを購入。\6000ナリ・・・。 

 これまたポン付けで使うつもりが無いので、買って即処刑。

 ケースを外す時、トリップのリセットノブが折れてしまい、一瞬これまでか、と観念したが、折れた軸を作り直して何とか復旧。   

電波時計 時計 <メーカー不明>

 どうせメータ全体を改造するなら、通勤仕様としてはどうしても時計を装備したい。しかし、中に仕込んでしまうと時間あわせが滅茶苦茶めんどくさくなる・・・。そこで今回採用したのがこの腕時計。何と、JJYの電波で勝手に時刻合わせをする優れもの。ドンキで\2980なり。

 無論コレも分解して、ガワは廃棄。

 時計装備を決めた時点で、燃料計の入るスペースがなくなる事が確定。とりあえず残量警告灯付けとけばいいか・・・。

 駄目ならビーノ用とかの燃料計を外付けする手もあるしな。

メーターケース改  役者が揃ったので、各部品の寸法とってレイアウトを検討。予想はしてたけど、やっぱりスペースがないので結構面倒だった。レイアウトが決まったら、使用する部品をCADで図面化してやる。

 ノーマルケースは枠の部分だけ使うので、あとは削ってしまう。組み込みには、穴明け加工したアルミ板とかアクリル板を計5枚使うがここら辺の部品作るだけで延べ4時間位掛かった・・・。

新・メーターパネル   コレが新しいメーターパネル。アルミ板に穴明け加工した後、前回の残りのカーボン調カッティングシートを貼り、穴の部分にアルミを削り出した飾りリングを付けたもの。インジケータは手抜きで市販のLEDランプをポン付け。

 原付のメーターって、大抵のっぺりしていて、いまいち高級感がない。今回はちょこっとだけど立体的に作りたいと思ってつまんない所にこだわったが、これがまためんどくさかった。このリング3個作るだけで2時間掛かった。この辺からかなり飽きてきた・・・。

 

中身・・・  処刑したスピードメータとタコメータの中身を、ノーマルケースに移植する。メータの前面には透明のアクリル板を取付、ここに文字盤と照明用のELを配置。
ELと文字盤(暫定版)  ちなみに肌色の物体がEL、今回は白色のものにしたので、発光していない時はこんな色。その奥にある紙が文字盤。

 とりあえず文字盤はCADで書いてプリントアウトしたのを切り抜いただけ・・・。

 とりあえず部品が出来たので仮組状態なのだが、この時点ではまだ電気系は全く手つかず。メーター照明は今回ELを採用することにしているのだが、ELの電源なんかも作んなきゃだし・・・ タコの回路はいいとして、校正はやり直し。残量警告灯も新規製作・・・

 あーもうめんどくさー!!   ぢゃ、やるなよこんな事   自爆

新・メータAssy@仮組中
自作メータAssy製作 <電気編>
タコの基板はスピードメータの裏側・・・ 残量計の基板は黒い所  メンドクサイって放置しちゃうと永久に完成しないので、しょうがないから中身作った。メーターの中に入れるのは、タコの回路と残量警告灯の回路なのだが、とにかくスペースがないので、小さく作る事だけ注意して、何とか押し込んだ。

 タコの回路は、ストレートの回路をそのまま使って、フルスケール10000rpmになるようにゲインを調整したもの。残量警告灯は、コンパレータを使って、燃料センサーの抵抗値が一定以上になった時LEDを点灯させる様にした。

 今回はインジケータ付きだが、左右の黄色LEDはそれぞれ左右のウィンカ、緑はハイビーム、赤を残量警告灯にしている。オイル警告灯は、オイルタンク自体がないので不要。 笑

 

こんなんできました・・・・  で、くっつけたらこんな感じ。自己満足指数はそこそこかな。

 ちなみにトリップメータのリセットは、左ブレーキレバーの所までリセットノブを延長して付けているので、ちゃんと出来る。

 配線した後動かしてみると、スピード表示は大体合っている感じ。タコの方はやたらレスポンスがイイ。タコだけ見てるとレーサーみたいな動き方だったりする。ただ、高回転域の表示がかなりインチキで、簡単に10000rpm回っている事になったりする。

 どうやら、メーター回路への電圧が、高回転時に上がってしまうのが原因のようだ。もう少し精密な安定化しないと駄目かも。

 LEDのインジケータは、昼間は見えないかと思ったけど、何とか見える。

暗くても安心。 ELはイイ!  夜になるとこんな感じ。流石にELはムラ無く光る。明るさもそこそこでいい感じ。

 まぁ、何とか完成したのでめでたしめでたしだが、はっきり言って材料費だけで「キタコのデジメ」が買えてしまうと言う・・・。手間や精度、機能考えたら自作はお勧めしません。

 唯一、「他には無い」という自己満足度だけが取り柄のメーターAssy・・・。アナログ表示だと、ここらで限界かな。PIC使ってフルデジタルにするなら、構造的には楽だろうけど、プログラムまで作るのは機械屋さんの限界を超越してるかも。

タコメ駆動回路
右半分がタコ駆動回路、左側はウインカ制御回路。  暫定的にストレートのタコの回路を、そのままコピーして作っtたタコメ駆動回路だが、あまりにもサバ読み過ぎるので、新しく作り直した。回路作り直しても、メータ自体は変わらないので見た目的な変化はない。笑

 今回の回路だが、やはりF-V変換回路がメインになる。色々考えたけど結局NJM4151Dって言う8PinのICがよさげだったので買ってみた。 回路はこのICのリファレンス回路そのまんまで、作ってみたらちゃんと入力周波数に応じた電圧が出る。ただし、この手のICは、負荷電流が大きいとドライブできないので、メーターを直接駆動することは出来ない。デジタルテスタのような表示器ならそのままつなげるのだが、あくまでアナログメータにしたかったので、。結局LM358って言うオペアンプと、トランジスタで電流バッファを追加している。点火パルス信号の取り出しとか、ちと試行錯誤したが、従来の回路よりは正確に表示している・・・・と思う。
(って言うか実際よく分かんないんだけど)
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