ハンドル回り



ハンドル回り

ハンドル周り(その1)

 べつにどうってことないハンドル回り。唯一ノーマルっぽくないのが左側に付いているハコ。実はこれは電タコだったりする。Gアクの前はKDX→KLXで、ずいぶん長い間タコメータ付きのバイクに乗ってなかった。タコがない事には違和感無かったのだが、やっぱり弄りはじめるとツライ。普通なら買ってくるのだが、ヒネクレ者なので作ることにした。とはいえ、自分で回路設計が出来る訳じゃないので、会社の同僚に頼んで回路図書いてもらった。  (部品も貰ってきた・・・オイオイ)
簡単に言えばf-v変換器で、イグニッションパルスを拾って時間あたりの入力パルス数を数え、それに応じて電圧が出力される様になっている。max10000rpmの表示に対して10V出力で、D/A変換を5bitでやっているので、最小分解能が300rpmとなり、おおよその目安にしかならない。メーターの表示面積も小さすぎで視認性も良くないのでこれまたVer3を検討中。
(Ver1は8セグLEDを使ったデジタコだったのだが、昼間全く見えず却下した)


 ミラーはオフ車用の可倒式。通勤バイクは車幅が命。いざという時に倒せるミラーはすり抜けに絶大な威力を発揮。 


 アクセルはキタコのJOG用ハイスロで、ワイヤは一本直引きにしている。Gアクのアクセルを一本引きにすると、戻り側にストッパが無くなるのでワイヤが遊んでしまうのだが、これを解決するのがまたしてもエポキシパテ。ホルダーの溝のハイスロの角がくるあたりにパテを入れ、全閉状態で固めてしまうのだ。パテが硬化すればちゃんとストッパになる。これはお勧め。

電タコVer.3
 長いこと使ってきた自作電タコVer2だが、やっとこさVer3が(暫定的にだが)完成した。今回の電タコは、Ver.2の問題点であった「低分解能」を改善するため、イグニッションパルスをカウントするのではなく、イグニッションパルスをトリガにして、10V0.6msのパルス出力を出し、この出力パルスを平滑化してメータを振らせるというちょっとひねった構成になっている。つまり、10000rpmの時には0.6ms毎に点火するので、出力パルスが連続し、メータへは10Vが出力され、5000rpmの時には1.2ms毎に0.6msのパルスが出るので平均すると50%の5Vが供給されると言うことだ。この方式はアナログ的に処理しているので、Ver2の時のように分解能という問題が発生しないことと、回路構成が極めてシンプルになり、わずか2個のICで出来るというメリットがある。

これが電タコの正体ぢゃ

 実は、回路自体はもう何ヶ月も前に出来ていたのだが、Ver2でのもう一つの問題点、「視認性の悪さ」を解決できずずるずる先送りにしていたのだ。つまり見やすいメータにすると言うことだが、見やすくするためにメータを大きくすると取り付ける場所がないのである。今回はこの問題を、「ノーマルメーター内にタコを組み込む」と言う方法でやってみることにした。

混合なのでオイル警告灯は要らないし・・・

 何と言っても通勤号なので、メーターを改造している間乗れないって言うのは困る。改造用にもう一つメータが必要だが、またしてもしょうちゃんさんが「あげますよぉ」とこころよく譲ってくれた。(毎度有り難うございます) 早速分解して中を調べる。燃料計を外せば楽勝だが、又別に付けるのも金が掛かるし、折角付いてるのを外すのはもったいない。インジケータを殺せば、なんとかメーターを押し込む事は出来そうだ。あとはパネルをどうするかだが、まずは簡単に寸法を測って、とりあえずCADで描いてみる。プリントした物をノーマルのメータパネルに当ててみて、穴位置や文字盤位置を修正する、これを繰り返して、かなり正確にCAD上にレイアウトすることが出来た。スピードメータは折角なので120Kmまで目盛りふったが、いつの日か使い切ってみたいものだ。

シールにプリントした文字盤のもと

あとは切ったはったで作るだけだが、まずは2mmの透明アクリル板にプリントアウトした図面を貼り付けて穴を明け、ノーマルパネルをアクリル板の穴に合わせて置いてから外周をけがき、けがき線に沿ってアクリル板を切り出して文字盤のベースを作る。 次にCADでレイアウトした文字盤を、A4サイズの光沢シール紙にプリントアウトして、これをアクリル板に貼り付ければ文字盤の出来上がりだ。(言うと簡単だが、結構めんどくさかった)

 文字盤が出来てしまえばあとは組み立てるだけ。ただし、燃料計は分解する前にキーONしたときの針の位置を覚えて置いて、組立時には針を付ける前にコネクタを差し、キーONしてから元の位置に取り付ける。「E」に合わせても、元に戻らないので要注意。また、スピードメータも針の付け方で数Km誤差が出るようだ。(うちのは若干甘めになったみたいで、ぬわわ楽勝になってしまった)

完成!電タコVer3 (たった1日の命)

 実はVer3は、しんでぃさんとのプチオフに実に合わせようと突貫で作ったのだが、そこでKa10さんに、「文字盤の色が小僧チック」と指摘されてしまった。つい勢いで蛍光ペンで塗ってしまったのが失敗だった。こういうのは後回しにすると惰性でそのままになってしまうので、Ver3作成翌日にVer3.1に変更ぢゃ。

をを!カーボン調で一気に自己満足度UP

 Ver3.1は文字盤のサイズを若干修正すると共に、文字盤の透過部分以外を「カーボン調」にしてグレードうぷ!カーボン調のカッティングシートをオートバックスで買ってきて、CADで型紙を打ち出して貼り付けた後、切り抜いて文字盤に貼り付けた。メーター照明は青にしてみたが、自己満足係数はかなり高い。ただタコ自体の表示が、組立中に針を曲げてしまったためにちょっとずれているようで、7500rpmくらいしか回らない(表示上)。一旦外してちゃんとした発振器で校正しないとダメポ。

電タコVer3.1 インジケータはないけどね夜はこんな感じ・・・手ぶれスマソ

 とりあえずメータの精度は置いといて、ハンドル上のハコが無くなって見た目ノーマル度は若干up.。インジケータはあった方が良いだろうけど付けるのめんどいなぁ。でもスピードメータは若干ハッピーメータになって、かなり幸せ・・・。