 |
スプリングスライダ |
|
|
 |
|
スプリングスライダは、セカンダリのスプリングシートの上に被せて、センスプのねじれトルクをキャンセルするための一種のベアリングだ。通販で\3.5k位で売られているのだが、構造的には鋼球を溝付きの金属板で挟んだだけなので鋼球さえあればあとは旋盤で何とかなる。で、何故かφ3の鋼球が50個ばかり手に入ったので、作ってみることにした。
鋼球が乗る溝の部分は硬い方がイイのは分かっていたが、硬いと削るのがしんどいし、そもそもそんな都合の良い材料がゴロゴロ転がっている訳がない。その辺にあるSS材でお茶を濁そうと思ったら、そのSS材すら適当な形状のものがない。やっと見つけたのが何とφ65の丸棒。スプリングスライダを作った人はいるだろうけど、φ65の丸棒から削りだした馬鹿はおそらく私一人だろう。
でもまぁ、作るんだったら市販品より多少はマシにしたいものなので、ベアリング部分の厚さを極力薄く作ることにした最終的にはスプリングシートに比べて+3.5mm程度に収まった。とりあえずセンスプは交換しないでそのまま組んでみたが、確かに再加速時のフィールはいい気がする。熱ダレしにくいと言う話を聞くが、今の時期違いはよく分からない。最高速は若干低下したみたいだが、全体的に駆動が狂った感じなので、合わせてみないと何とも言えない・・・・。
今の所、いいんだか悪いんだか良く分からないが、折角作ったのでしばらくは使ってみようと思う。
04.3.14追記 結局スプリングスライダは、「ちょうどイイセンスプ」がないと使えないので外しました。泣
|
 |
現在の駆動系 (2004.3.14) |
|
|
|
プライマリ側は4VPフェイス(フェイス面面研)と、キタコの90用パワードライブUを使用。色々試したが、今の所これまでで一番イイ感じ。90プーリーはノーマルより小さいが、端迄使えるので、変速自体は問題ない。キタコもPOSHも、90用は高回転でブン回るので、マロバリが高くて買えない人にはお勧め。(笑) しかもW/Rはφ15の安い奴使えるし・・・
セカンダリはスライドもフィクストも、今回5FA型番の新品にしてみた。で、どうかというと明らかにスムーズ。そりゃ段付き摩耗した3AAに比べれば何でもスムーズだよな・・・。更に加工しちゃってから組んでるので、部品本来のインプレは不能。(役にたたんぢゃん)
ベルトはカメでも切れるので、どうせ切れるなら安い奴と開き直ってキタコG悪用。結構落とし込んでるので、セカンダリ側のベルトは←こんな状態。
|
|
|
これが今回導入した、マロのデルタクラッチ。非常に高価な部品なので、普通ならおぢさんには手が出ないのだが、しょうちゃんさんから譲ってもらった。今現在唯一のマロッシパーツ。別に今までのノーマルクラッチに不満はなかったのだが、付けてみると確かに食いつく。色々と調整できるのだが、逆に触るとはまりそうなので放置。
|
|
|
セカンダリの低速側はこんな感じ。高速側も弄っちゃったので、セカンダリの動作量は14.5mmなり。
|
|
|
|
 |
3CPプーリー (2004.8.23) |
|
|
 |
某月刊誌で有名になった”kappaさん”も使っている3CPプーリ、駆動オタクのほりさんも絶賛するのでつい買ってしまった。無論、そのままポンで付ける訳ではなく、写真のように高速側も低速側も加工する。フライスが使えないので、ボール盤にリューター用のカッター付けて削ったけど、WR溝は6本あるので、形を揃えるのが結構大変。
その点、フェイス面は旋盤で加工できるので楽勝。
どうしても鋳肌のままのフェイス面は使う気になれない。
で、組んでみたらフェイス面削ったせいもあるけど、落とし込みは凄い事になってる。セカンダリからベルトの繊維部分がはみ出して見えるくらいだ。一方変速feelは、とにかく回る。キタコの90用も回ると思ったけどそれ以上に回る。TOPはほとんど変わらないので、キタコより変速範囲は広くなっているようだ。
WRはとりあえず8x3+7x3で使っているが、まだ完全にあって無い感じ。 |
|
 |
 |
|
|
|
 |
変態プーリ |
|
 |
結構お気に入りの3CP改、ある日駆動ばらすと何故かWRが落ちてこない。よくよく考えたら、低速側削り過ぎるとWR同志が干渉しちゃうのよね・・・・。(先に気付けよ)
で、3CP改はボツ。干渉するならWR3個でやればイイぢゃんって事で作ったのが←コレ。
モノはKNの90用補修プーリ\1900である。どうせ加工しちゃうので、安い奴でイイやって買ってきた。見れば分かる通り、3室分低速側をこれでもか、って位削ってある。高速側はご丁寧に肉盛りしてあったので、これまた加工。
ちなみにフェイス面はキレイに加工してあったのでそのまんま使用。
流石にこれだけ削ると低速側はかなーり落とせる。最高速もまぁまぁなので、当面コレで行ってみるかな。
ただ、WRが3個なので重量合わせがめんどくさい。一緒に写ってるのはDトナスズキ用17φの外周をφ16に加工したモノ。WRはφ15だと重量的に重くできないのと、ランプレが当たりまくっちゃうのでφ16を採用。
|
|
 |
←これはKN改プリと組み合わせて使ったランプレ。
(これまたKNの補修用)
左側はキタコPD3と組んだ時付いたWR痕、右側がKN改変態プリと組んだ時のWR痕。
説明するまでもなくWRの移動量が増加してるのが分かると思う。ちなみにプライマリの移動量は12.5mm確保。
(2005.1.1)
|
|
|
|
 |
変態ランプレ |
|
|
 |
以前からやってみたいと思いつつ、加工方法で挫折していた『ランプレの加工』、フライスが使える様になったので、練習がてらやってみた。
ケータイカメラの画像なので、見にくくて申し訳ないが、 ランプレのWRが当たる面を、1度ほど急角度になるように削り込んで、低速側の落とし込みを強化した訳だ。
削る事自体は大した作業ぢゃないが、ランプレを位置決めするジグを作る方がめんどくさかった・・・・まぁ、フライスってそう言うものだろうけど。
で、効果はどうかというと・・・・ワッシャ0.5mm分位の効果はある感じ。逆に言うとこれと変態プーリの組み合わせでは、φ16のWRでもランプレがプーリに干渉ギリギリ。
特に変速途中の谷とか、最高速の低下等はないが、このランプレ使うと、
『半端なくWRが減る』
まぁ、折角作ったから使うけどね・・・・
ちなみに色が変なのは、makotoさんの所でパクって来たネタをランプレに適用してみたから・・・・
(2005.3.6) |
 |
変態ランプレその後 |
|
|
 |
とりあえずまぁまぁかな・・・・とか思いつつ使っていた変態ランプレだが、見ての通り
「見事に割れました」
薄い板金無理矢理削ったので強度が低下している上に、WR3個仕様で更に局部的に負担掛けたんで無理もないのだが・・・・
しかし、コレで懲りるかと思いきや・・・↓
|
 |
超変態ランプレ(笑) |
|
|
 |
ますます変なモン作っちまった・・・ 爆
コレ見て材料が何か即分かった方は、間違いなく末期。
何処のGアク乗りのご家庭にも、不要品として必ずある
『5FA純正ランプレ』
です。
今度は最初からWR3個専用として加工したので、使わない部分に穴明けとかしてみた。黒いのは耐熱黒スプレーで塗装したから・・・・
無論、外径は90用よりでかいので、90プリ使うなら外周の加工も必須。スライドピースの形が90プリに合わないけど、ソコは「見なかった事にする」で解決。 爆
(2005.9.19)
|
|
|
|