排気系


  写真だと非常に分かり難いので、3DCADでイメージ化してみた。

←クリックで断面図表示

ふーん・・・やっぱりノマフとは全然違うのね・・・・

内部が3室構造なのは同じだけど、エキパイ側から1室、3室、2室の
順になっている。コレがどう言う事かというと、ノマフより排気出口までの配管長が短いと言う事だ。
また、コレは予想はしていたが、内部膨張室の連結パイプ径が太い。(内径φ16位)
また、1室から2室への連結パイプが、排気が直接当たる位置にあるのも興味深い。

この構造の違いだけ見ても、ノマフとは比較にならない程「抜ける」のは間違いないだろう。


  PCのパワーが有り余ってる方向けにこんなのもドゾ

 

これは5FA1ノマフの輪切り もう一つ大きく違う点・・・第1膨張室につながる排気管の構造だが、
ノマフは左の写真の様に、コーン部分にパンチングメタルが使われている。また、直接排気が当たる面もパンチングメタルが貼ってある。

一方、パワーザウルスは、いずれもただの板金なのだ。

この差がどういう意味を持つのか・・・推定だが、ノマフの場合、排気の圧力波は配管途中で減衰し、エキパイ形状の差もあって、カデナシー効果はほとんど無いのに対し、スポマフ系ではある程度カデナシー効果が効いているのではないだろうか。

単に排気抵抗が少ない、抜けるだけのマフラーでは、2STの場合パワーにはつながらないはずで、そう言う意味では、この部分の構造の違いが大きく性能に影響していると思われる。

←写真左側のコーン部分の構造に注目
     
←コレはノマフの第2膨張室だが、エキパイが2重構造になっているのが分かる。

 

 

 

  special thanks! 不良中年さん

                           (2007.4.30)

     
     
     

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